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以下、感想です。ネタバレ注意。
三章構成で章ごとに視点が変わり、話が進んでいくのでおもしろかったな。一章二章はホラーミステリーで、三章はラノベでした。
一章の旦那視点、読んでる側もだんだん「ん?」て思う描写があり、二章で「あーね」となるのはうまいなあと思った。滲み出る夫のモラハラ臭、家族に優しくしてと言われて謎のブチ切れでほぼ確信に変わり…みたいな。まあ二章でも妻が最後に思った通り一応夫は夫なりに怪異から家族を守ろうと思ってはいたんだよな。それ以外がダメ過ぎるだけで。ていうか一番悪いのじいちゃんだしな。まあこの辺は田舎で昔の家だとまあそう…とはなってしまうけど。やだねえ。
一章ラストの知恵をつけた怪異、めちゃ怖いな〜。あんなのどうしようもないよ。よくみる怪異(よく見る怪異ってなに?)は原始的というか知恵が無いパワータイプが多そうだけど、知恵つけたら人間側は太刀打ちできないからいないんだな…と思った。さすがに強すぎ怪異は「呼ばないと来ない」のはそうなんだなあ。勝手にめちゃつよ怪異が来たらそれはもう自然災害と同じだわ。理不尽すぎる。
二章の妻視点はインターネットでよく見るモラハラ夫に黙って耐えてストレス溜めるタイプのやつでしたね。割れ蓋に閉じ蓋というか、似たもの同士の夫婦ではあるのかも…。そして最後まで追いかけてくるぼぎわんがこわすぎ〜。娘も真琴ちゃんも死んだと思ったので絶望してしまった。でも一章からチラチラ出てる姉がどう見ても最強キャラで寺生まれのTさんぽいからまあお姉ちゃんが全部を解決するんだろうな…と思いながら読んでた。寺生まれのTさんの概念が頭の中にあるとこういう話を100%楽しめてないのでは?という気持ちにもなってしまうのであんまりよくないな。予想がつくという安心感があるのも捨てがたいけど…。破ァーー!!の部分をいかに楽しめるかがポイントかも。
それはそれとして三章、やはりお姉ちゃん無双でした。ここから途端にラノベになる。寺生まれってすごい。(寺生まれではない)お姉ちゃんかっこ良すぎるな。ぼきわんが山に引きこもってたから姉のことを知らなくて、その辺ウロついてる雑魚怪異が名前聞いてビビって逃げてくところがおもしろすぎて笑ってしまった。最強じゃん。
最後はみんな元気になって意味深ハッピーエンドでおわってよかったねえ。続編の姉妹シリーズはやはりお姉ちゃんがすべてを解決していくらしい。他のシリーズも読んで見ようかな。
Kindle paperwhite、画面の明るさが本と変わらないので読みやすいですねえ。ポピュラーハイライト機能がデフォルトでオンになっており、序盤にばあちゃんが「嫁と子供を大事にするんだよ」と言ったところにハイライトがついていて、おい!これ伏線のネタバレだろ!!!と思って急いでオフにした。デフォルトでオフにしてくれ!
次はなに読もうかなー。三体読んで見ようかな。
