『PUI PUI モルカー ザ・ムービー MOLMAX』を観てきた

ほぼ貸し切りだった

事前情報を一切見ず(相葉くんが出てるくらいしか知らなかった)に行ってきました。映画間でモルカー見るの、ならせ! PUI PUI モルカーぶりだな~。あのときも楽しかったな…みんなでプイプイして…。

モルカーが流行った部分って羊毛フェルトのコマ撮りがデカかったのにCGアニメーションって大丈夫なのかな…!?と思ってたけど、実際見てみたらイラストと実写の間みたいな感じでモルカーのかわいさが余すところなく発揮されてたのでとてもよかった!以下感想です。ネタバレもあります。

・カー?チェイスがかっこいい!

カーなのか?カーでいいのか?モルチェイス?ヘビみたいなやつと追いかけっこする冒頭シーン、迫力あってよかったな~。ヘビのデザインがすごすぎる。BGMもかっこよかった。すごくかっこよかった。かっこよかったけど…古のインターネット老人会会員なので…小フーガト短調ではなく小フーガハゲ短調がね…頭から離れなくてね…本当にかっこよかったんだけどね…。古のネットミーム、去れ!!!!!

・喋った!!!!(人間が)

そりゃそうだ。相葉くんが出てるって言ってたもんな。ていうか普通に声優うまくないですか?人間とはいえあくまでも人形の顔だから表情とか全然ないから演じるの難しかったんじゃないかな~て思ったけど、めちゃハマり役ですごかった。

ところで大塚明夫氏とモルカーの組み合わせ、ズルくない???大塚明夫氏がでてくるの全然知らなかったから声聞いてびっくりしちゃった。プイプイと大塚明夫氏のバランスすごくない?かわいいとかっこいいと渋いが組み合わさって最強になってるな。モルカーを振り回したり振り回されたりするの、大塚明夫氏じゃないと無理かも。

・1期2期のモルカーたちがみんないたのでよかった

もちろんメインはいつもの5匹なんだけど、1期の話を振り返る感じで各話のモルカーが出てきたのよかったな~~~。DJモルカーがカノン聞いて縦ノリからのブチ上がりがかわいすぎて最高でした。全体的にかわいいしかないのでかわいいところをあげてくとキリがなさすぎる。一人だけオタクタンクトップのアビーかわいそかわいいし(パンフレットで凸凹のせいで一人だけタンクトップがすごい伸びてるって注釈あったのもよかった)、もるみーーーー!!!世界で一番かわいいよーーーーー!!!になったし、記念写真の解像度が高すぎなのも笑ったし、そうはならんやろ!!なっとるやるがい!!もたくさんあってよかったです。モルカーのピタゴラスイッチ大好き。

・人間って愚か

1期で散々人間って…て言われてたけど、映画でもそうだったのでブレないなー!て思った。モルカーがやることならすべてが許されるからしょうがないよね。ていうか捨てモルカーてなんなんだ。許されないだろそんなこと!2期でも道路走れないモルカーが捨てられた話あったし、最後までちゃんとお世話するべきだし、それが命に対する責任ってもんだろうがよ…!というかモルカー暴れたら人間なんてすぐ滅亡するのによく捨てモルなんかできるよな…。人間たちはモルカーのやさしさの上で生きていることを忘れてはならない…。

モルカーが平和に生きていける世界でAIモルカー発明するの、車はAI自動車に任せて世界中から集めたモルカーは違う場所で好きなことして幸せに暮らして終了~みたいな感じかと思ったら全然違ってて草だった。カノンがむりやり芋食べさせられてるあたりであっ…(察し)てなったけど…。なんでそう変な方向にばかり思い切りがいいのよ!ずっと探してた家族がこんな姿になっちゃったら頭おかしくなりますよ!無理やり芋食べさせられてたとき、やっぱり苦しくて泣いてたのかな…かわいそだね…かわいいね…。

ラスボスも不気味な感じでよかったな~~~。クリオネモチーフのデザインがすごい。やはりAIというかアンドロイドといえば石川由依さんなのか???

行き先が見つかりませんのシーン、なんかジーンとして普通に泣いてしまった。なんで泣いちゃったのかよくわかってない。人間は愚かだけど、それ以上にモルカーの存在が大きくて、モルカーは人間にいつでも寄り添ってくれてて…、人間がいなくなったらモルカーたちは悲しんでくれるんだろうなあ、とか、あとは走馬灯っぽさもあったし、なんで現実にモルカーがいないんだ…みたいな気持ちがあったような気がする。もう1度見にいってこの気持ちがなんなのか再確認しなきゃいけないのでは…?

ED曲の「ぷい!ぷい!MAX!」があまりにも気持ち良すぎてiTunesで購入してしまった!一生聞いていられます。耳が幸せってこういうことなのか。

それにしても回転すしのお皿に乗るモルカーかわいかったよな~。回転すし屋とコラボあるでしょ!て思ったらはま寿司とコラボ始まってた。行かなきゃ。

・まとめ

モルカーはあくまでも動物(モルモット)だと思ってて、何考えてるかわからないところとか、無表情な顔なのにすごい表情豊かなところとか(驚いたり怖いときにムンクの叫びみたいに細くなるのまじで天才すぎるし、眩しかったりドン引きしてるときに下まぶた上がって半目になってる顔が本当にすごく好き)、わりと賢いところとか、そうはならんやろ!なっとるやろがい!になってるのがシュールで面白くて好きなところなんだけど、ストーリー性を持たせるにはどうしてもモルカーが人間ぽい意志を持つ必要があるわけで、2期についてはモルカーに人間味を結構感じてしまったので個人的に1期ほどハマらなかったっていう部分がありました。背後に人間が透けて見えるというか、ワンチャンネコチャンにアテレコするみたいな…。人間がやってんな…て感じが…。あくまでもモルカーにはプイプイのままでいてほしいわけで…。今回の映画だと、1期のモルカーぽいというか、話を進める部分についてはちゃんと人間が人間の意思係をやってくれたので、そこがすごくよかったな~~と感じました。それにしても60分間で大塚明夫氏があんなに喋ることある???

劇場特典がなくならないうちにあと1回か2回は見に行きたいな。映画の続編も楽しみだ~~~~~!