テート美術館展に行ってきた。

https://tate2023.exhn.jp/

知人に誘われたので行ってきました。日曜午後だったので結構人が多かった。知人曰く、全然少ないほうらしい。

わたし自身、芸術のこととかマジでなんも知らないので、絵画や展示物を見てへ~すご~(小並感)という感想しかでてこなかった。3メートルくらいのキャンバスに20年かけて描いたっていう、エドワード・コーリー・バーン=ジョーンズの《愛と巡礼者》は書き込みがとにかくすごくて圧倒されたし、神様の頭の上にめっちゃ鳥いて面白かったし、鳥の刺繡が入った羽根の形したポーチが売ってて面白いグッズ出すじゃん…と思ってた。いま調べたら元ネタがあってそれを絵画にしたんだな~。

ジョン・マーティンの《ポンペイとヘルクラネウムの崩壊》も書き込みがすごかった。奥の洞窟の先の光の差し具合とか、その手前の建物の陰影とか、海の暗さとか、暗くてよくみえないけど、しっかり書き込まれてる手間にいる人たちとか。今回の展示会のテーマが「光」だけど、まじで光ってるように見えるからすごいよなー。ゲームのイメージアートか?て思った。その作品の時代とか背景がわからないとすごいな~ていう語彙力皆無の感想しか出てこないので、教養って大事なんだなあとしみじみ感じました。

展示されてた中で一番いいなーて思ったのはクロード・モネ《ポール=ヴィレのセーヌ川》かも。というか唯一知ってた画家がモネだっただけでもあるか。あ、あと草間彌生も知ってるな。

奥に進むにつれ近代絵画になって抽象絵画とか増えてくるんだけど、抽象画はマジでなにもわからなかった。概念すぎる。抽象画って誰でも描けそうではあるけど、象徴派とか印象派と違って、自分の頭の中にしかないものを絵に描きだせるのはやっぱり凡人とは違うよねって話を知人としてた。あと近代は写真とかあるから昔に比べて写実派の需要がなくなったんだろうねーとか。でもマーク・ロスコの《黒の上の薄い赤》はマジで「???」になった。なにもわかんなかった。なんか調べたらでかくて色の圧があるから引き込まれる感覚になるのがウケてるらしい。芸術ってわからん…。個人的にはタレルの《レイマー、ブルー》が引き込まれる感じがあってすごかったな。さっきからすごかったしか言ってないけど、本当にすごかったです。

一部の作品を除いてほとんど写真撮影OKで、でも写真で撮ったやつよりも筆跡とか油絵具の盛り上がり具合とかがわかる実物を目に焼き付けるほうがいいよな…。て思ったので写真は撮らなかった。写真撮ってる人はいっぱいいました。平日だったらもうちょっとゆっくり見て回れるのかなー。美術館的には人が多いほうがいいだろうけど、見る側としては少ないほうがうれしいという…。