本を読むということ

Waveboxの絵文字いつもありがとうございます、見てもらえてるありがたさ…ひとりじゃない…。

それはそれとして、全然書くことがない!もう5月なので(うそでしょ?)まじで新刊の準備をしないとなんですが、多忙と疲労てなかなか……いやこれは言い訳です。オンラインイベントだし新刊でなくてもいいか…、という甘えがでてる。よくないぞ。よくないですぞこれは。よし、これ書き終わったらネームするぞ!!!


Twitterとかでもめちゃくちゃバズってたオモコロの記事を読んで思ったことです。

上記の記事を読んで、品田遊先生の日記にこういう話があったことを思い出しました。

「芸術の鑑賞行為にはたいへんなストレスを受けるものだが、○○マニアと言われる本や映画を年間何百本も消費している人は、そのストレスを感じ取るセンスが鈍麻してるのではないか」的なことが書いてあるけど、みくのしんさんの前回・今回の読書体験を見ると、確かにこんなストレスを1作品ごとに受けているなら、そりゃ読書が苦手になるよなあ、と納得してしまった。

いろんな人が言ってる通り、みくのしんさんって感受性が高いのはもちろん、あらゆることを自分に置き換えて言葉にすることが天才的にうまい人だと思う。記事のカロリーはめちゃくちゃ高くて胃もたれするんだけど……。

みくのしんさんが良平にめちゃくちゃ感情移入しながら読み進めてるのを見て、自分は書いてあることをそのまま読むだけの、テレビつけっぱなしでワイドショー垂れ流してるような状態の読書しかしてないのかもな…て気付きを得た。読んだときに感じた気持ちって、これは深読みなんじゃないか?とか作者からすれば的外れなことなんじゃないか?って思って、その場に置いてきちゃうのかもな。でもどう思ったかって受け取り手の自由だよなあ。

芸術って一方通行のコミュニケーションなので、それでいいのかも。読み進めて、あっやっぱりそうなんだ!てなったら嬉しいし、違ったら違ったでそういう風に考えてるのか~てなったりするだけだし。感想に正解なんてないんだな。

個人的にすごいなーて思ったのが、「薄ら寒い海~」のくだりだった。良平が海に対してマイナスな表現をしてて、そこで良平が急に不安になってるって気づけるのが本当にすごい。いわれてみれば確かにって思った。本の中に自分を探して読んでるってまさにそういうことなんだなー。

わたしも読書感想文って書くのが苦手で、色々感じたことはあるけど、話の最初で感じたこととか忘れちゃうし、それこそこれは的外れなんじゃないかって恐怖があったので、あらすじ書いて終わりみたいなことが多かったけど、みくのしんさんの読書感想文はまさに正しい読書感想文だって思った。これはでっけ~~~花丸がマジでつきますよ。小学校の授業でやるべきですよこれは。

途中でメモとりながら読書するのはありかもな~。なんなら自分以外見れないクローズドな場所を作って、そこでいちいち感想をつぶやいておくのがいいかも。読書実況だ。読書に限らず、なんでも実況するのがいいかも。Twitterてもしかしてそういうこと記録するための場所だった?